福島県白河市でテレワークを体験した話@3日目
福島県白河市でのテレワーク体験プログラム3日目、最終日です。
急に気温が下がり、朝ホテルのカーテンを開けたら雪が降っていました。
(寝ぼけていたので写真はありません!)
コワーキングスペース「らくり」でお仕事
今日は朝イチで働きます。
coworking-space-279.business.site
白河市創業者支援施設「らくり」
[住所] 〒961-0951 福島県白河市中町65楽蔵2階 (白河駅徒歩10分程度)
[TEL] 0248-29-8775
[営業時間] 9:00~18:00(土日定休)
内装はこんな感じ
壁や柱の木などは古民家っぽい雰囲気が漂っていますが、設備はザ・オフィスという感じで、気持ちを仕事にスイッチしやすいです。
見晴らしの良い窓際の席は、1か月単位で指定席契約をしている方用。
指定席は6000円/月だそうです。週5で月に大体20日働くとすると、1日300円…!?
オフィス代と考えると相当お安いですね…!
そして、フリーで座れる自由席はこちらです。
こちらは2000円/月。
指定席のメリットは「個別の机」&「いつ来ても確保されている安心感」といったところですが、それを捨てれば1日約100円計算で仕事が出来ちゃう!
飲食物の持ち込みは自由で、らくりの中にも自由に使っていいポットやティーバッグがあります。
敷地内に自販機もあるので、飲み物なら楽々調達できます。
出た!白河市の至る所で見られるダルライザー自販機!!
マジでかっこいい。
さて、このような感じでオフィスとしての色が強いらくりさん。
EMANONにあった漫画のような誘惑が無く、これは仕事に打ち込めそう…と思った、矢先!!
らくりのマネージャーさん「うち3Dプリンターあるんですよ」
えっ
「使ってみますか?」「はい(即答)」
そういうわけで、あれよあれよと3Dプリンター初体験です。
「MakerBot Replicator Z18」という機種です。なるほど、わからん!
3Dプリンターで作ってみたいもの…と言われ、すぐに思いついたのが、ここ数日準備を進めている音楽ユニット「FANTASTIQUE」のロゴ!
一応AiデータとPNGデータがありますが、これをどのように3Dプリンターで出せるデータにすればよいのか皆目見当もつきませんでした。
が、何とWin10で無料ダウンロードできる「3D Builder」というアプリを使えば、PNGデータから一発で3Dデータに変換できるとのこと…!
やってみました。
できました(本当に読み込んだ瞬間にこうでした)
これを小さくしたり垂直に立てたり何だり、マネージャーさんにサポートしていただきながらデータを作成して、いざ、3Dプリンターへ!
ちなみに、最初20cmくらいの大きめのフィギュアにしようとしたら所要時間が4時間になってしまったため、5
cm程度にしたところ、所要時間の表示は40分になりました。
大きいとかなり時間がかかったり、フリーズなどのエラーも多くなるようです…
順調に進んでいます。
できました!表示は40分でしたが、実際にかかったのは30分くらい。
プリンターをそこまで占領しすぎず終われました。
フィラメントという粘土的なものを溶かして、ノズルで一筆書きのように成形していくので、よく見るとバリというか、不要な糸がちょこちょこ飛び出ています。
そういったものをハサミやカッターで軽く削って……
ひとまず完成です。
細かい部分や塗装は家に帰ってからやろうと思います。
綺麗に出来たら3/2(土)の幻想音楽祭のスペースに飾りたいな。
さて!3Dプリンターで遊んでいたら、お昼の時間になってしまいました!
ここ数日毎日いっしょに遊んでいる(遊んではいない)、ラクラス白河/コミュニティ・カフェEMANONの川崎さん(同い年、カードキャプターさくらが大好き)と、今日はらくりや白河駅から徒歩で行ける場所にある茶釜本店に行きました!
またラーメン!!!
でも毎日食べられるレベルでさっぱり美味しい白河ラーメンを1日おきに食べているだけなので、全然問題ないです(ないです)
チャーシュー麺です。
味は、スープ的には一昨日食べたとら食堂よりも更にさっぱりしています。
これこそ本当に毎日食べられる。毎日食べても太らなそう!と思えるほど優しくてサラッとしています。
ちなみに、一緒に行った川崎さんが食べていた塩ラーメンも相当美味しかったです。
塩なんですが、かなりニンニクが利いていてしっかりとした味でした。
さっぱりよりがっつり派の方は、茶釜では塩を選ぶとよいかも…!
戻って作業です。
写真は、昨日出演したUst白河のMC長谷川さんが、夏場売っているアイスキャンデー屋さんで、冬場のアイスキャンデーオフシーズンに売っている大判焼きを頬張りながら作業するの図です。
FANTASTIQUEのジャケット作業を進めました。
作業環境としては集中できたのですが、こだわりすぎて終わりませんでした……方向性は見えているので近日中に公開いたします…。
コワーキングスペース楽しいなと思ったのが、午後辺りからチラホラといらっしゃった白河地域のフリーランスの方とお話できたこと。
正に3Dデザインを職業にされている方がいらっしゃったり、私のPCを見てゲーミングですよね?グラボ何積んでますか?と聞かれたり(笑)
家で仕事をしているとずーっとひとりで黙々と作業…となりがちなので、これは楽しいなと思いました。
カフェで作業していても他のお客さんと喋るなんてあまり無いし、こうしたコワーキングスペース特有のコミュニケーションではないでしょうか。
もっとお喋りしたかったのですが、移動の時間となってしまいました。
郡山のコワーキングスペースで座談会
今回の福島県テレワーク体験は、私が参加した白河市の他に、郡山、西会津、田村の計4ヶ所で開催されていました。
最終日の夕方には、各地域にいた4名が郡山のコワーキングスペース「福島コトひらく」さんに集まり、感想などを話し合う座談会がありました。
私以外は以下の3名の皆さんです。
・郡山:佐藤美郷さん
・西会津:mayuさん
・田村:五月女菜穂さん
全員が「ライター」という肩書を持っていますが、文体も経歴もみんな全然違って面白い…!
更に、福島県は大変広いので参加した地域の色もそれぞれ全く違い、非常に興味深く感想や意見を聞かせてもらいました。
きっとそれぞれの感想は各ブログやnoteに上がると思うので、座談会を踏まえて私が白河市でのテレワークについて感じたことをまとめます。
福島県白河市でテレワークをするメリット/デメリット
メリット
・観光が出来る!
お城、白河藩、松平定信といった歴史が、観光スポットや街並みから感じられるので、歴史好きには堪らない街です。
旅行と仕事を両立するなんてこれまで考えたことが無かったですが、今回かなり楽しんでそれが出来てしまったので、ちょっとハマりそうです。
初日にも書きましたが、旅先で旅費を稼げる(相殺できる)というのは本当に大きい…
そして、観光と合わせて行動の予定表を作ることで、仕事をする時間も固まりメリハリがつく!
これも家で何となく仕事をしているよりも心身ともに非常に良いことです。
・独自の文化、エンタメが発達している
歴史もありながら、ダルライザーやUst白河、しらかわ演劇塾といった新しい文化も創られていて、文化面が非常に活発な印象を持ちました。
個人的に「今は東京で演劇したいから住めないな…」と思ったものの、他の地方に比べれば演劇関係は相当やりやすいんじゃないかなと思いました。
あれれ~これは住んじゃうのでは~~~?
・毛色の違うテレワークスポットがある
コーヒーでも飲みながらのんびりお仕事をしたい時はコミュニティ・カフェEMANON、仕事モードで仕事をしたい&他のフリーランサーと交流したい気分の時はコワーキングスペースらくりといった使い分けが出来ます。
どちらも白河駅近。充分徒歩圏内です。
東京にいると、え…2か所しかないの…?と思うかもしれませんが、逆に福島県の、しかも福島市でもなく郡山市でもなく、ダルライザーを知らなければ絶対知らなかった白河市という地に駅近で2か所もあると思わなくないですか…?
確かに住んでいたら飽きちゃうかもしれませんが、旅行中に仕事をするというだけならば十分すぎました。
しかも、深夜まで作業が延びたら朝4時まで開いてるパブレストラン二光もあるしね…!(笑)
・白河だるまがかわいい
かわいいです。行くたびに絵付け体験をしてしまいそう。
デメリット
これはもうただ一つ!
・車が無いと、無理!
これに尽きます。
私が3日間なんの不自由も無く白河を楽しめたのは一重に青砥さん・川崎さんがどこに行くにも車を出してくれたおかげ……!
正直なところ1・2日目のうちは、
「車出してくれちゃってるけど、自転車があれば全然どこでも行けそう~」
くらいの気持ちでいました。
何なら、白河観光物産協会様が白河駅前で1日無料で乗り回せるレンタサイクルをやっているのです。
無料ってすごい。
これさえあれば何でも出来る。
そう思っている時期が私にもありました。
しかし、3日目!降雪!!!!!
あまりの寒さに、街を歩いているだけでどんどん縮こまりながら、「この気候で自転車には乗れない」と身をもって思い知らされました……。
しかも、多分3日目で大体0~3度くらいだったのですが、らくりのマネージャーさんから、白河の寒さはこんなもんじゃない、まだまだ寒くなるとのことでした…………………………。
夏場は自転車でも良いようなのですが、やはり冬は車が無いとですね…。
駅の周りにあるものだけだと限られてしまうし、路線バスも本数がそこまで多くないため、観光を楽しむ、ましてや住む!となると車は必須…。
免許を取ろう、と思いました。
でも何だかんだでめっちゃ楽しかった
これです。白河、良い街!!
また、今回出会った白河の人たちがみんな「白河が好き!」という感じが伝わって来てとても素敵でした。
やっぱり何かをプレゼンするときって、「うち何も無いから…(笑)」みたいな自虐や卑下から入られるよりは、「これ良くないですか?」というテンションで来られた方が断然良いんですよね。
しかも、決して暑苦しい感じではなく、サラッと「こんなんありますけど」といった風に良さを出してこられるのがまた良かったです(笑)
今回は2/11のだるま市までいられなかったので、また来年のこの時期にリベンジしたいなぁ。
おわり