Forget-me-not

備忘録

芸術集団れんこんきすたVol.28『リチャード三世』を終えて

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芸術集団れんこんきすたVol.28
『リチャード三世』
無事終演いたしました。
ご観劇くださった皆様、本当にありがとうございました!


毎度同じようなことを言っているのですが、今回も大変良い経験をさせていただけました。
周りの役者陣がベテラン揃いで、そして何より脚本演出・奥村千里さんの知識量と熱量がやばい。
何がどうと言おうとしても語彙力を失ってしまうほどやばい人でした。
この方の作るお芝居に出られて良かったなと心から思います。


お芝居については、個人的には物凄く分かりやすいお芝居だったと思います。
だからこそ、説明とかはしません。

私は学生時代に日本文学を学んでいたのですが、そこでは常に「テクスト論」という立場に立って研究をしていました。
テクスト論とは、「文章を作者の意図に支配されたものと見るのではなく、あくまでも文章それ自体として読むべきだとする思想のこと」です(コトバンクより。笑)
これは文学のみならず物語全般に言えると考えていて、解釈の自由は読み手・受け手に委ねられるべきと思うのです。
なので、お芝居も演者や演出家が何を意図していたかは重要ではなく、お客様である貴方自身がそこに何を見たかが貴方の正解なので、それを大事にしてほしいです何を偉そうに!私は!!!


すみません、あまりに自分が偉そうに、ぶってしまったのでつい…

とにかく、本当に良い経験ができたということです。
客席から見ていた時から薄々勘付いてましたが、れんこんさんはやはり作るのがたいっっっっっっへんな芝居でした(笑)
その分客席で受ける側もまた大変だったと思います。お互いお疲れ様でした(笑)