Forget-me-not

備忘録

劇団「地蔵中毒」『つちふまず返却観音』を終えて

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劇団「地蔵中毒」『つちふまず返却観音』
全公演無事終演しました。
関わってくださった全ての方に心から感謝です(本当です)



芝居経験も大してないのでいつも割とそうではあるんですが、それにしても殊更に初めて尽くしの公演でした。

まず、初めてオーディションに合格して出演できた公演でした。
過去にオーディションに合格した経験は一度だけあるのですが、
インターネットに悪口を書かれてしまったことが原因で降板になってしまったので(ほんとその座組にご迷惑をお掛けしたことはマジで申し訳ないですが、それはそれとして完全に人生の面白エピソードのひとつです)
初めてオーディションに合格して出演できたという点でもう既に大変思い出深い公演です。

そして、何しろこの世のどこにも売っていないような小道具が大量に登場するので生まれて初めて作る小道具の多いこと。
私は以下の小道具を作らせていただきました。

・看板「削」
・看板「e」
片岡鶴太郎の絵×3
・炙りベーコン(腕用)
・炙りベーコン(全身用)

片岡鶴太郎の絵はまぁ売ってるかもしれないんですけど、
小劇場の演劇で使うには本物を買うのは予算的に厳しいのでレプリカを作成させていただきました。
その他のものも東急ハンズドンキホーテにギリギリ無いものだったので作りました。
普段デザイナー業で金銭を得て暮らしているので、Adobe Illustratorを駆使して諸々作成しました。
イラレも「削」や「e」をでかでかと配置しただけのデータを作成されてさぞ困惑していたことだろうと思います。

あとは、舞台上であからさまな性行為を披露したのも初めてでした。
月蝕歌劇団で性器を見せたり性行為をすルナシーンに出たことはあったんですが、
いずれも暗転の中で懐中電灯のみの芝居だったり、歌に乗せて踊ることで表現したり(インド映画かな)、
今回ほど直接的な描写はありませんでした。
腰痛持ちなので、ゲネプロを含めて2日間5ステージ立ちバックはかなり爆発的に来ました。
擬似セックスでも本絡みと同様の眠気や倦怠感が来るということが分かりました。

そして地味に人生初ビキニでした。
神奈川県大磯町の海まで徒歩3分の実家に住んでいましたが、
友達がいなかったので海にも大磯ロングビーチにも行かず、
競泳水着しか着たことがなくここまで生きてきたので、
まず水着を買いに行ったんですが何を選んだらいいのかすらも分からなくて面白かったです。
まだまだ知らないことってあるんだなと思いました。
 




「可愛かったです!」とか「水着姿が見れて良かったです!」とかじゃなくて、
「作品が面白かった」とか「演技が良かった、笑えた」みたいなことが言われてえなあ!





いやほんと、一生出てたいなと本気で思うくらい楽しかったです。
そういうことで、全ての皆様に感謝です。
ありがとうございました。