Forget-me-not

備忘録

【ライブ】2014.03.20 『あおい輝彦オンステージ〜ぼくたちの流行歌〜』 感想

行って参りました。
レポでもなく感想でもなく、ただの自分語りです。 小学四年生のとき、私は転校した先の小学校で全く馴染めず、埼玉の祖父母の家に移り住んで一ヶ月ほど不登校をやってた時期がありました。
その間どうやって生活していたかはあまり記憶に無いのですが、唯一鮮明に覚えているのは、16時になると毎日祖母がつけていたテレビで流麗な殺陣を披露する、見目麗しいお侍……そう、それが三代目助さんこと、あおい輝彦さんでした。
初恋でした。

不登校をやめて家に戻ってからも、遊ぶ友達はいないので学校が終わったら真っ直ぐ家に帰り、16時からの再放送の水戸黄門を毎日欠かさず見ていました。
そんな初恋から12年の歳月を経た本日、まさかの前から3列目ど真ん中という素晴らしい席であおいさんの歌を聴けた上に、出待ちした挙句握手してもらってサインまでいただいてしまい、本当に死を間近に感じました。
「小学生の頃からずっと好きでした」と告白したら、「あぁそう〜ありがとね〜」だそうです。
12年前の私に「お前助さんに告白するぞ」と教えてあげたらどんな顔するでしょう。

ともあれ、あしたのジョーの「燃え尽きた…」のシーン完全再現からの主題歌だったり、助さんの名台詞からの「ああ人生に涙あり」だったり、幸せいっぱいの2時間でした。
本当に小学四年生のあの日祖母の家に住んでいなかったら、こんな素敵な人を知らずに今日まで生きてきたと思うので、祖母に感謝です。
そんな祖母は去年の冬に亡くなってしまったので、今日のことを知らせたくても無理なんですが、せめてと思って先日遺品整理のときにもらった真珠の指輪をして行ってきました。
その手に握手してもらえたので、自己満足ですが感慨深いものがありました。
でも祖母は初代助さんの里見浩太朗ファンなのであまり興味ないだろうなと思いました。

去年は色んなことがあったけど、人生楽ありゃ苦もあるさ、泣くのが嫌ならさぁ歩け。
前向きになれる、そんなコンサートでした。
あおいさんありがとう。
今までもこれからも、ずっとずっと大好きです。